金を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上
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カテゴリー:ブログ / 作成者:伊藤わたる
こんにちは「いとう渉」です。
仕事柄、本当にいろいろなところへ伺う機会がある。この夏も三重県の鳥羽・志摩・尾鷲・熊野・紀宝などなど、都市部では見られない青い海、広い空、その空間にいるだけで発想が膨らむ。
未来を担う子どもたちに、もっといろいろなモノを、いろいろなコトを伝えていきたい、そんな思いが募る。前回記した戦争ジャーナリストの故・山本美香さんの著作を読んでも同じことを考えた。
厳しい経済状態、少子高齢化、世の中全体が萎縮気味の今だからこそ、子どもたちに広い広い世界を見せてあげたい。無限の可能性が広がっていることを、純粋な子どもたちの心に焼きつけてあげたい。
本物の舞台芸術体験事業、あまり知られていないが公明党が与党時代のH14年度からスタートした事業だ。子どもたちに本物に触れる機会を、との思いからスタートしたものだ。
「義務教育期間に1人が1度でいいから本物の芸術に触れる機会を!」国会の場で私も強く主張した。当時、三重県の小学校の体育館でバレエの舞台を鑑賞したこともある。芸術には疎い私だが、一人一人の真剣な顔、流れる汗、間近で見る舞台は大きな劇場で観るものとは全く違うものだった。
海外の名所や旧跡、海外の子どもたちとの交流、様々な形で世界に触れ、視野を広げるために国がアシストすべきだ。コストは、航空会社や宿泊施設にもご協力いただき、できるだけ抑えたものにしたい。
1923年9月1日に発生した関東大震災。帝都復興院総裁を務めた後藤新平が晩年に残した言葉。「金を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上」。
この国を守り抜いてきた先人の言葉を身に帯し、今日も現場へと足を運び続けます。
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