中国反日デモに思うこと – 伊藤わたる

中国反日デモに思うこと

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こんにちは「いとう渉」です。

連日、中国国内での反日デモの様子がメディアをとおして目に飛び込んできます。1972.9.29日中共同声明調印から40周年の佳節、何としても良い方向へ転換を図りたいと思います。

ここで、あらためて主権国家体制について確認したいと思います。このシステムは、18世紀ー19世紀を通じて世界的に拡大し、現代も基本的に踏襲されている世界政治システムで、基本的な考え方は以下の通りです。(ウィキペディア参照)

1.国家政府に優越するような権威が国内にも国外にも存在せず、
2.国家間関係は基本的にアナーキーであると想定され、
3.警察、軍などを独占した諸国家がたがいに対峙し、
4.各国が国民経済(経済的自立性の確立)をめざし、
5.各国が固有の文化や価値、イデオロギーを確立して競いあう

上の5つを見て分かるように、最終的に実力行使も辞さない仕組みです。

世界の人口が増加する中、食料やエネルギー、水といった資源確保などを背景に、国家間の領土・領海の議論が活発になってくることは避けられません。

一方で、21世紀に入り現実の私たちの生活はどんどんボーダレスになっています。人間と人間の間には国境はありません。残念ながら主権国家体制という、やはり人間が作ったシステムに国境が存在するがゆえに、結果的に人間と人間がぶつかりあってしまう、これは本末転倒です。

報道されないところに、必ず日中の友好交流を願う大勢の中国国民もいると確信します。作られたシステムの中で人間同士が争わなければならないのであれば、システムを変えればいい!常に新たな枠組みを創造し続ける、そうした気概を胸に秘めて、どこまでも対話の力で、どこまでも人間の幸福の追求を目的として、現実の問題の解決に今おかれた立場で全力を尽くします。

現実の問題の解決に今おかれた立場で全力を尽くします

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