京都大学iPS細胞研究所を視察 – 伊藤わたる

京都大学iPS細胞研究所を視察

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おはようございます。昨日は2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥先生が所長を努める「京都大学iPS細胞研究所」を視察しました。

iPS細胞研究は着実に進展しており、日本は再生医療の分野で世界をリードしています。先日も、iPS細胞を使った世界初の網膜疾患(加齢黄斑変性)治療のための臨床計画を、厚労相が承認しました。

iPS細胞には二つの大きな活躍の場があります。一つは「再生医療」、もう一つは「薬の開発」です。この「薬の開発」はアメリカが早いと言われていました。ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行うベンチャーキャピタルによる資金提供が活発に行われている事などが原因のようです

また視察をする中で気になったのは、研究に使われる様々な精密機械の大半がアメリカ製であるということです。中には表示名はアメリカ企業でも、中身はほとんど日本製というものもありました。今後の成長戦略や雇用の場の創出を考えると、こうした研究現場の周辺機器なども含めて日本の技術を育てていく事が大切です。この場合、大企業だけでは機動力に欠けるため、高い技術力をもった中小企業との連携を検討する必要があるとも思いました。あわせて資金提供の方法も確立していかなければなりません。

現場には常に課題があり、政策を考える上でのヒントが沢山あります。寸暇を惜しんで現場に足を運び、この国の未来のために貢献して参ります。

ノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥先生が所長を努める「京都大学iPS細胞研究所」を視察しました

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