理化学研究所「発生・再生科学総合研究センター」を視察
/
カテゴリー:ブログ / 作成者:伊藤わたる
おはようございます。週末は地域の盆踊りへ顔を出し、御礼のご挨拶回りを続けつつ新たな研鑽を進めています。
さて、先日iPS細胞のお話を書かせていただきました。今日は「再生医学研究」について少し触れてみます。
これは兵庫県神戸市にある「理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター」というところで日夜進められているものです。最近話題になっている「加齢黄斑変性」のiPS細胞を使った治療で有名になられた高橋政代先生はこちらの研究所でお仕事をされております。
ここでは「発生学」の基本問題、言わば受精卵からどのように高度に複雑なヒトが形作られていくのか?というメカニズムの解明などが進められています。
これはiPS細胞を様々な臓器などに変化させていくために、どんな条件を与えれば良いのか?
説明して下さった笹井芳樹先生は「iPS細胞をどうだませばよいのか?」という面白い表現をされておられましたが、iPS細胞などいわゆる万能幹細胞を具体的な治療に生かすためのさらに基本的な研究が進められています。
日本では、この最も基本的な研究分野がしっかりしているからこそ、苛烈な世界との競争の中でもリードを保っている。ここが最も重要なポイントの一つだと思います。国をあげてしっかりサポートしていかなければなりません。
国・企業・家庭など、どのようなフィールドでも中長期的な視点で未来のための日々のたゆまざる積み上げ、基礎の強化が重要です。しっかり取り組んで参ります。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。