【名字の言~陰の労苦に感謝~】2022.3.25 聖教新聞
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カテゴリー:ブログ / 作成者:伊藤わたる
プロ野球2022年の公式戦がいよいよ、きょう開幕する。好ゲームが展開されることを期待したい。
かつて、2000本安打を放って名球会入りした野球選手を取材したことがある。新しいバットを握ると、1ミリ以下のごくわずかな太さの違いでも、すぐに気付くという話を聞き、驚いた。
「最も尊敬する人は?」との質問に対し、彼が挙げたのは華やかなプロの先輩や有名人ではなく、用具職人、打撃投手、グラウンドの整備員、試合の記録を取るスコアラーなど陰で支えてくれる人たちだった。「この方々がいるからこそプレーができる。本当に大切な存在」と。一流選手の感性は鋭い。その根っこに、「感謝の心」があることを知り、深く感動した。
先日、新入会の夫妻が支部の集いで決意を語った。「皆さんの生き方に学び、二人で出発します!」。会合の役員、会場の提供者、本紙の配達員、励ましの対話に地道に歩く友……。学会には、称賛や見返りなど求めず、目立たないところで生き生きと使命を果たす友がたくさんいる。そうした姿に共感し、夫妻は入会を決めた。
陰の労苦を誇りとする心。そして、陰で奮闘する人を尊ぶ心。この心の絆を強めながら前進することが、広布の「生命線」である。
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