新型コロナ用・飲み薬「モルヌピラビル」12/24承認 – 伊藤わたる衆議院議員

新型コロナ用・飲み薬「モルヌピラビル」12/24承認

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ウイルスの増殖防ぐ/重症化リスクある患者に使用

(公明新聞より)

新型コロナウイルス感染症の軽症者が使える飲み薬としては国内初となる「モルヌピラビル」(商品名・ラゲブリオ)。24日に承認され、今週から使用が始まりますが、どのような薬なのでしょうか。

モルヌピラビルは、米製薬大手メルクなどが開発したカプセル剤です。ウイルスの増殖に必要な酵素「RNAポリメラーゼ」の働きを阻害し、ウイルスが増えないようにすることで、重症化を防ぎます。臨床試験(治験)では、入院や死亡のリスクを30%下げる効果がありました。

■オミクロン株に有効とも

ワクチンの場合、ウイルスが細胞に入る際に使う表面の突起を標的にして体内で抗体を作るため、突起に変異があると効果が落ちる可能性があります。一方、モルヌピラビルに関して東邦大学の舘田一博教授(感染症学)は、「理論上は変異した部分の影響は受けない」ため、国内で市中感染が確認された変異株「オミクロン株」にも有効と解説しています。

投与対象となるのは、18歳以上で、肥満や糖尿病などコロナ感染症の重症化リスクがある軽症から中等症の患者です。動物実験で胎児への影響が見られたため、妊婦は使用できません。1回4錠を1日2回、5日間服用します。発症後6日以降では有効性が確認されていないため、発症後の速やかな服用が求められています。

一般流通は行わず、当面の間、厚生労働省が所有した上で、医療機関や対応薬局からの依頼に基づいて無償で譲渡します。

コロナの増殖とモルヌピラビルの働きのイメージ
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