ごみ投棄、子ども転落など問題多発の排水路改善へ – 伊藤わたる

ごみ投棄、子ども転落など問題多発の排水路改善へ

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延長3キロ、道路でふた
愛知・愛西市

愛知県愛西市大野山町余代から稲沢市祖父江町にわたる排水路「宮田用水」(長さ2950メートル、幅3メートル)で、水路の改修に加え、その上部を道路として整備し、ふたをする事業が実施されている。これまで、ごみ投棄や子どもの転落などの問題が起き、排水路をどうするかが長年の懸案になっていた。事態を動かしたのは、地域のために立ち上がった公明党員だった。

宮田用水は1950年ごろに県が農業用の用水路・排水路として建設。75年ごろに排水専用になった。周辺の都市化が進む中、生活排水の流入により水質は年々悪化。ごみの投棄も問題になっていた。

この排水路ができた当初から水路への転落も発生。数年前には渕高町内で釣りをしていた女児が落下して一時、心肺停止に。住民の不安はさらに増した。水路沿いの道路は幅5メートルと狭く、車がすれ違うにも不便だった。

■党員が地域貢献に奮闘

課題が山積する排水路問題の解決へ立ち上がったのが、渕高町三ノ割の総代を務めていた公明党員の野口進一さん。同市では毎年、地区の代表として総代が任命される。野口さんは総代だった2015年、地域貢献へ一念発起し「排水路問題の解決に取り組もう」と決意。同排水路の通る六つの地区の総代や自治会長に協力を呼び掛け、「宮田用水推進協議会」を設立した。

野口さんは、公明党の竹村仁司・愛西市議や木藤俊郎県議、自民党県議らに仲介を頼み、協議会として16年3月、市と県に排水路改善の要望書を提出した。県が国に働き掛けた結果、国の「県営水質保全対策事業」の対象に採択された。

これにより、国が50%、県が40%、市が10%の費用を負担する形で、水路の改修とともに、上部を道路にし、ふたをする工事が19年9月に始まった。完成すれば、転落の危険がなくなり車道も広くなる。野口さんは「皆さんの後押しを受けて、解決に向けて進んだ。事業完了までさらに力を尽くしたい」と語る。

■伊藤県代表、地元の要望聞く

公明党愛知県本部の伊藤渉代表(衆院議員)は竹村市議の要請を受け、このほど現地で推進協議会のメンバーらと懇談した。当初、事業は24年に完了する予定だったが、コロナ禍の影響などで計画が変更され、完成時期は未定になっていることから、協議会のメンバーは「事業が少しでも早く完了するよう予算の増額などをしてほしい」と求めた。

伊藤県代表は「長年の問題解決へ、事業が早く進むよう国に働き掛けていく」と話した。

ごみ投棄、子ども転落など問題多発の排水路改善へ/延長3キロ、道路でふた/愛知・愛西市

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