新型肺炎 中国籍家族 搭乗可能に – 伊藤わたる

新型肺炎 中国籍家族 搭乗可能に

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地域の移動手段充実へ バス、自家用車など総動員を 
衆院予算委で伊藤氏

衆院予算委員会は5日、安倍晋三首相と全閣僚が出席して2020年度予算案に関する基本的質疑を行い、公明党から伊藤渉氏が質問に立った。

伊藤氏は新型コロナウイルスによる肺炎拡大に関連し、中国湖北省から日本に帰国を希望する人への対応について「帰国希望者の中には中国籍の配偶者などもいる」と指摘。退避するためのチャーター機第4便以降について、湖北省に残る邦人だけではなく、中国籍の配偶者や家族なども搭乗できるよう対応を求めた。

茂木敏充外相は「人道的観点から中国籍配偶者なども搭乗できるよう中国側と調整している」と答えた。

高齢者の移動手段確保について伊藤氏は「高齢化や過疎化が進む地域では喫緊の課題であり、充実が必要」と強調。赤羽一嘉国土交通相(公明党)は「自家用車を用いた有償旅客運送やスクールバスなど輸送資源を総動員し、ニーズに応えられる体制を強化する」と答えた。

また伊藤氏は、運転免許証更新の際に70歳以上の人に義務付けている高齢者講習に関して、有効期限内に更新できるよう混雑緩和などの対策が重要だと力説。武田良太国家公安委員長は「更新時期が迫っている人の受講優先枠の確保など対策を進める」と答えた。

さらに伊藤氏は、千葉県野田市の女児虐待死事件から先月で1年になったことに言及。同県の児童相談所の一時保護所の児童数が増加している現状に触れ、「より充実した体制整備を」と訴え、さらなる児童虐待防止対策の強化を求めた。

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