発達障害は一つの個性 – 伊藤わたる衆議院議員

発達障害は一つの個性

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発達障害は一つの個性
こんにちは「いとう渉」です。今朝も街頭からスタート。日中はまだまだ暑いですが、朝晩は随分涼しくなってきましたよね。お互いに、今週も健康・無事故で頑張っていきたいと思います。

さて、私の出身大学でもある大阪大学・連合小児発達学研究科・分子生物遺伝学研究領域・片山泰一教授のお話を伺って以来、発達障害について関わる機会が増えました。

発達障害と一口に言っても症状は個人によって大きく変わります。ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)、ADHD(注意欠如多動性障害)、LD(学習障害)の3つが濃淡がありながら重なっていることが多いため、診断名は「大体この傾向が強めの子なんだ」と理解する程度にした方が良いと言われています。また、適切な療育や訓練によって症状を改善し、社会へ適応する力を伸ばすことができます。

発達障害は医学的にはマイナス面(例:他人の気持ちなどの想像が苦手、コミュニケーション力が弱い、衝動的に動いてしまう、ミスや抜け漏れが多い)があるため診断されますが、マイナス面だけではありません。環境によっては、ルールを順守する、細部に気付く、創造力があるなどのプラス面が活かされることもあります。ご本人の努力で社会に適応させやすくするだけでなく、本人の持ち味が活かされやすい環境面を設定することが重要とされるのはこのためです。

公明党愛知県本部では、国・県・市の議員が連携し、発達障害のお子様をもつ親御さんと年1回程度懇談の機会を持ち、環境の改善等に取り組んでいます。また、自閉スペクトラム症の早期発見に援用することが可能と考えられている社会性発達評価装置「Gazefinder」の開発もサポートしています。早期発見できれば、適切な療育や訓練を早く行うことが出来ると考えるからです。

片山泰一教授が言われた「発達障害は一つの個性」という言葉がとても印象に残っています。

一人一人の個性が生かされ、誰もがその個性を花開かせることが出来る社会、そんな素晴らしい国を目指し、地道な努力を続けたいと思います。

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