国立長寿医療センターを視察 – 伊藤わたる

国立長寿医療センターを視察

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国立長寿医療センターを視察おはようございます。いよいよ師走ですね。何かと慌ただしくなる毎日、お互いに健康、無事故を心がけてこの1年を締めくくりたいと思います。

さて今週の月曜日は、愛知県大府市にある国立長寿医療センターを視察。里見りゅうじ県本部副幹事長、犬飼・岡両県議と共に、健康長寿社会の実現を目指し、認知症の診断技術の向上や進行を抑えるための取組み、また最先端の研究の状況についてもお聞かせいただきました。

「もの忘れセンター」では、認知症の診断や進行を遅らせるためのリハビリテーションなどの取組みが行われていました。一般的な受診は約半年待ちという状況だそうで、いかに多くの方が認知症専門の医療機関の受診を希望しているかが分かります。また、認知症専門看護師を中心にした看護のレベルが高く、多くの入院患者方々が薬の服用をしなくても落ち着いた様子を維持できているとのこと。将来的には、こうしたスキルを身につけた専門看護師の皆様が地域の介護施設等に派遣されていくような体制が取れるよう取組みを進めていきたいと思います。

「認知症先進医療開発センター」では、認知症の中でもアルツハイマー病の治療に特化した取り組みが進められていました。病態の解明、早期診断法の開発そして創薬を大きな三つの目的として研究が進められています。こうした研究開発には莫大な投資も必要になることから、本年4月に設立されたばかりの日本医療研究開発機構からもいち早く支援を取り付けているとのお話がありました。

私達の住む愛知県下で、人類の願いと言っても過言ではない認知症対策が進められています。こうした取り組みが着実に進められるよう、予算の安定的な確保など環境整備に努めて参ります。

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