現状の日本の電力供給は?
こんにちは「いとう渉」です。ご無沙汰しております。今日の名古屋は雨。速報によると九州南部が梅雨入りしたとか。被災地のことを考えると、できるだけ五月晴れの日々が長く続いて欲しいものです。
昨日は三重県の名張市へ。わずかな時間でしたが、党員の皆さんと有意義な時間を過ごすことができました。
そこで、日本の電力供給の現状について話しました。H21年度ベースでみると、年間発電電力量は約10,000億kwh。そのうち、水力が1割、火力が6割、原子力が3割。太陽光をはじめとする新エネルギーはまだまだわずか数%程度。原子力発電1基で約100万kw。これと同等の発電を太陽光発電で代替えすると、必要な面積は山手線の内側の1.8倍相当の面積が必要(経産省資料より)。
こういう数字を眺めてしまうと、現状の生活水準を維持しながら即座に原発を全て止めることは極めて厳しいと言わざるを得ません。
一方、中部電力管内だけなら、「ただちに原発をゼロとし、2020年にはCo2を30%削減することが可能」というシナリオを描く学識者がいるとの報道も目にした。
調査・研究を続けるが、国内だけ見てもこうした状況の中、世界に目をやれば中国やインドなど、世界人口約70億人の3分の1以上を占める国々が発展を続けている。電力供給のみならず、環境問題・環境技術の開発は本当に待ったなしと言えます。
こうした企業活動を後押しし、景気の下支えとしてスタートさせたエコカーやエコポイントも尻すぼみ・・・。東日本の再生のためにも、我が国の経済状況への目配せは絶対に欠かせない。
我が国の現状を的確にとらえ、復興、景気、社会保障、なさねばならぬことは山積み。与野党の枠を超えて、この国の再生に尽くすのみ。
(写真は、朝のラジオ体操の時に公園で撮りました)
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