国民に寄り添う党貫く
現場の声を物価高対策にネットワークの力生かして
党愛知、北海道の大会で山口代表、石井幹事長
公明党の山口那津男代表は8日、名古屋市で開かれた党愛知県本部大会に出席し、来年春の統一地方選の勝利に向けて「公明党のネットワークの力は、すでに実証されている。これを大いに発揮して、戦いに臨んでいきたい」と訴えた。
この中で山口代表は、最重要の政治課題として物価高対策を挙げ「物価高にどう対応するか。現場の実態を見て手段を見いだし、それを実行するには、ネットワークの力が大きい」と力説した。
その上で「公明党は国民に寄り添う政党」との評価の声を聞いた体験を紹介し、具体策を探るには、庶民の声に真摯に耳を傾ける必要性を指摘。また「国民の声を聴いても、国政、県政、市政、町政をつなぐことができなければ、政策実現はなし得ない。それができるのは公明党しかない」と強調した。
日本経済の再生に向けては、観光など非製造業の業績が改善しつつある現状に触れ、物価高に対応しつつ「もう一歩を政策面で後押ししていくために、政府・与党で新たな総合経済対策をつくっていく」と述べた。
来年春の統一地方選については「非常に厳しい戦いが待っている。(党勢拡大に向けた)毎日の一歩一歩の戦いを大切にしながら、一致団結して完全勝利を成し遂げるべく、全力で戦っていこう」と呼び掛けた。
新たに県代表に選出された里見隆治参院議員は「皆さんと力を合わせ、心を一つにして党勢拡大、党発展に力を尽くす」と力強く決意を語った。
大会には、党中部方面本部長の伊藤渉衆院議員、同県副代表の新妻秀規、安江伸夫の両参院議員らが出席した。
党愛知県本部大会 山口代表のあいさつ(要旨)
日本経済の再生、確実に 「総合対策」実行で後押し
【物価高対策】
ロシアによるウクライナ侵略で国際情勢は激変、混沌・混乱の中にある。日本も影響を受けて、物価高の一つの大きな要因になっている。資源のない日本は、エネルギー源を輸入に頼っているため、国際的に大きな出来事で揺さぶられてしまう。
円安が進んでいる。米国や欧州はコロナから早めに脱出し、経済活動が活発になってインフレが進む。そして進み過ぎないよう金利を上げている。日本はまだそこまで脱出していないから、金融緩和による低い金利のままだ。このギャップでは円安が進むのは必然的だ。
日本が欧米と同じように金利を上げた場合、中小企業をはじめ、高い金利で資金繰りが行き詰まり倒産するところが出るかもしれない。今は我慢してコロナを早く脱出し、経済を活発にする。そうしたトレンド(傾向)になって、やっと金融政策の出番が来るのではないかと期待されている。
しかし、円安は悪いことだけではない。輸出中心の産業は利益を上げている。最近の日銀短観などを見ると、製造業は少し伸び悩んだと言われているが、かつてと比べれば高い水準にある。非製造業に至っては、かなり伸びてきた。長年、苦労した観光や宿泊、飲食業も、この夏ごろから業績が上がっている。日本の経済は確実に良い方向に向かいつつある。こうした状況の中、もう一歩、政策面で後押しするため、今回、政府・与党で新たな総合経済対策をつくろうとしている。
地域の声を国政に届け実現できるのが公明党
【ネットワークの力】
今、一番重要なことは物価高にどう対応するかだ。現場の実態を見て人々の声をつかむ。そして、何をすべきか手段を見いだし、それを実行するには、ネットワークの力が大きい。特に党のネットワークを生かして実現した実績は、他党にはまねできない。国民の声を聴くといっても実践できない政党がほとんどだ。国政、県政、市政、町政をつなぐことができなければ、政策実現はなし得ない。それができるのは公明党しかない。
先日、駐日インド大使の離任パーティーがあり、招待された。日本で活躍するインドの方から「公明党は国民の皆さんに寄り添う政党です。よく分かっています。どうか頑張ってください」との激励を受けた。公明党のネットワークの力は実証されている。これを大いに発揮して、来年春の統一地方選に挑んでいきたい。
統一地方選を勝ち抜き次の時代を切り開く
【統一地方選に向けて】
非常に厳しい戦いが待っている。新人を立てるところもあるだろう。(党勢拡大に向け)一致団結して、文字通り完全勝利を果たしたい。だが、簡単ではない。毎日毎日、一歩一歩の戦いを大切にしながら、統一外地方選挙も含めて完全勝利を成し遂げるべく、全力で戦っていこうではないか。
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