岸田内閣が発足
衆院選 19日公示、31日投票
斉藤副代表が国交相に就任
自民、公明両党連立による岸田内閣が4日夜、発足しました。同日召集の臨時国会では、衆参両院で首相指名選挙が行われ、自民党の岸田文雄総裁を第100代首相に選出。岸田首相と公明党の山口那津男代表は同日午後、首相官邸で会談し、今後の政権運営について、力を合わせて国民の期待に応えていくことを確認しました。この後、岸田首相は組閣に着手し、公明党から斉藤鉄夫副代表が国土交通相として入閣しました。
岸田首相は、新内閣発足後の記者会見で、今国会会期末の今月14日に衆院を解散し、「19日公示―31日投票」の日程で衆院選を実施すると表明しました。
山口代表は自公党首会談終了後、首相官邸で記者団に対し、岸田内閣について「フレッシュな印象を受けた。この勢い、力を存分に発揮できるよう与党としてバックアップしていく」と強調。連立政権で公明党が果たすべき役割について、「公明党は『小さな声を聴く力』を訴えており、国民の声を幅広く聴き届ける役割を果たしたい」と述べました。
一方、政府は6日の臨時閣議で、副大臣と大臣政務官の人事を決定。公明党から、復興副大臣に横山信一参院議員、財務副大臣に伊藤渉衆院議員、厚生労働副大臣兼内閣府副大臣に山本博司参院議員が、それぞれ再任され、文部科学大臣政務官に鰐淵洋子衆院議員、農林水産大臣政務官に熊野正士参院議員、環境大臣政務官に宮崎勝参院議員が再び起用されました。
岸田首相は8日、衆参両院の本会議で所信表明演説に臨み、新型コロナウイルス対応に万全を尽くす考えを表明。速やかに経済対策を策定すると訴え、自ら提唱した「新しい資本主義」について「成長と分配の好循環」へ政策を総動員する姿勢を示しました。
これを受け、山口代表は国会内で記者団に対し、「自公連立政権合意を踏まえ、主要な政策を組み立て直して国民に分かりやすく提示していた。政権運営の方向性を明確に国民に示すことができたのではないか。この方針を基に衆院選に向かい、政権選択をお願いしたい」と語りました。
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