コロナウイルス対策~4例目の治療薬~ – 伊藤わたる衆議院議員

コロナウイルス対策~4例目の治療薬~

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2種の抗体を点滴で投与/「軽症」対象は初、重症化防ぐ効果に期待

2021/07/21 公明新聞2面より

新型コロナウイルス感染症の収束へ、ワクチンとともに重要なのが治療薬です。厚生労働省は19日、中外製薬(東京都中央区)が申請した新型コロナウイルス治療の「抗体カクテル療法」で使う新薬について、緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」に基づいて正式に薬事承認しました。

コロナ治療への使用が認められたのは国内4例目。従来の3例は別疾患の治療薬を転用したものですが、新薬は新型コロナ用に開発されました。軽症者に使用できる治療薬としては初の承認で、重症化を防ぐ効果が期待されます。

人体は、体内にないウイルスなどの異物を排除するたんぱく質「抗体」をつくり出して病気を防いでいます。特定の病気の原因となるウイルスなどを排除できる抗体を人工的に作り出して、予防・治療に用いるのが抗体医薬品です。

今回の抗体カクテル療法では、「カシリビマブ」「イムデビマブ」という2種類の抗体医薬品を組み合わせた点滴薬を投与します。

国内では、重症化リスクを持ち、酸素投与を必要としない入院患者を対象に使用します。速やかに各地の医療機関に配送されます。

海外の臨床試験(治験)では、入院や死亡のリスクを約7割減らす効果が確認されました。感染したトランプ前米大統領への治療に使われたことでも知られています。米国では昨年11月に緊急使用許可が出ていました。

国内ではこれまでに、抗ウイルス薬「レムデシビル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」、リウマチ薬「バリシチニブ」がコロナ治療で使われています。

(写真は、いつもの朝街頭の写真です📷️)

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