キューバ訪問
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カテゴリー:ブログ / 作成者:伊藤わたる
こんばんは「いとう渉」です。現地時刻は朝の6:30。
委員会視察でキューバを訪問。日本からの移動時間はメキシコでのトランジットを含め約20時間。日本との時差はマイナス13時間。ほぼ真逆の時間帯で過ごしています。
キューバでは、日本の国会にあたる人民権力全国議会のフェレール国際委員長、昨年の山口代表のキューバ訪問の際にもご対応頂いたグティエレス友好議連会長、カブリサス経済大臣らとの会談や、日本企業やJICA職員の皆様とも懇談。日・キューバのさらなる関係強化、アメリカや北朝鮮との外交関係について意見交換。
世界的にも数少なくなってきた本格的な社会主義国。平等主義が徹底されている印象を受けます。教育は大学まで無償。医療も同じく無償。一般の国会公務員給与が月額約30ドル。食料の配給制度もあります。必要最低限の暮らしは保障されていると言えます。
一方で、自動車の国内販売には800~1500%の税が課され、贅沢品にはあえて手が出せないような社会システムにしているのではないかと思われます。指導的立場の方も含め待遇は基本的には同じため、国民からの不平不満はさほど大きくないとのこと。ただし人口約1,000万人に対し、年間他国への亡命者数が約100人~200人程度おり、このことが国民のガス抜きの役割を果たしているのではないか、とも言われていました。
輸出入の規制が高く、自主自立を基本スタンスとしてゆっくりと変化をしているキューバ。初訪問でしたが非常に興味深い国でした。国の治め方も様々。どこまでも、平和と幸福という大きな価値を守り育てていきたいと思います。
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