迷走を続ける政府与党〜ストレステストとは? – 伊藤わたる衆議院議員

迷走を続ける政府与党〜ストレステストとは?

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こんにちは「いとう渉」です。今朝は地下鉄・堀田駅にて街頭からスタート。先週は東京スカイツリー付近の錦糸町駅にて青年委員会の街頭。来春の開業以降、東京スカイツリ−にもクールアースデーへご協力いただけるようお願いに伺った。

ここのところ“原子力発電所のストレステスト”という言葉をよく耳にする。これは、どの原発の設計も建設時に安全基準に上積みされた余裕分があり、ストレステストは余裕分がどれくらいあるかを示すものだ。 基準を超えた重大事故や自然災害にどれだけ耐えられるか評価する。

経済産業省原子力安全・保安院は、テストはあくまでこの余裕分を調べて信頼性を高める追加的な評価と位置づける。安全基準を満たしていれば運転可能だという立場は崩していない。ただし、定期検査のように機器を点検するものではない。評価項目を決めてコンピューター解析し、弱みや安全余裕が無くなる限界を調べるものだ。

安全性を確認する意味での一つのツールではあるが、突然降ってわいたように実施に至るところが、今の政権そして総理の危ういところだ。もちろん現時点において、ストレステストの結果、弱点があっても電力会社に改善させる強制力はない。行き当たりばったり、いわゆる“世の中の空気”のようなものに迎合するだけのリーダーなら、とてもこの国を託すわけにはいかない。

2030年に電力の30%を自然エネルギーでまかなう国を目指す−2010年に公明党が掲げたマニュフェストだ。そのためには、電力の固定価格買取制度、スマート・グリッドなど、着実な技術開発や制度の検討が必要。トータルビジョンの整理に総力を結集すべきではないか。そのとき、官僚機構を最大限に活用するべきだ。立法と行政の連携の悪さが、震災復興をはじめ、様々な政策推進のスピードを遅くしているように思えてならない。

すでに、与党内部にあっても建設的な議論が行われていない様子がもれ聞こえてくるあり様。我が国の立て直しには政権を変えるしかないやに思えるが、被災地のことを考えれば解散総選挙など考えられない。

本当に難しい局面が続くが、今の立場で全力を尽くすのみ。

東京スカイツリー付近の錦糸町駅にて青年委員会の街頭

東京スカイツリー付近の錦糸町駅にて青年委員会の街頭

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