防衛庁の“省”移行 – 伊藤わたる

防衛庁の“省”移行

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一日毎 一雨毎に寒くなる今日この頃。我が家も一時期、私を除いて全員風邪でダウンしてしまいました。皆さん、くれぐれも健康第一でお願いします。

《防衛省になると…》

結論からいきますと、私を含め公明党はこの法案に賛成しました。最も“平和”に対して敏感な政党として激論を交した後に。

我が国は憲法9条のもと“専守防衛”という相手から武力攻撃を受けて初めて防衛力を行使するという、受動的な防衛戦略を基本としています。この“自衛”こそ自衛隊という公務員の任務の基本です。

一方で、実際には災害対応や国際復興支援の分野で活躍し、国際的にも、また国民からも評価を得てきました。この災害対応や国際復興支援が別の任務として拡大してきました。

庁から省になることの最大のメリットは、重要な案件について防衛大臣が閣議を直接求めることができ、災害や国際支援等への迅速な対応が可能となります。

デメリットは、軍事大国化しないか…という漠然とした不安感を払拭できないということではないでしょうか。

《我党の取組み》

そこで我々はこうした危惧を取り除くため、重要な事柄については官房長官や外務大臣等がメンバーとなる安全保障会議において決定されることとし、シビリアン・コントロール(文民統制)を強化させました。 また今回の改正にあわせて、談合で話題となった防衛施設庁という組織を解体し、スリム化することを同時に実施することとしています。

しかし最も大切なことは、庶民の視点で常に権力の暴走を監視することだと考えます。そのために我々は国政の舞台でたゆみなき努力を重ねてまいります。

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