憲法違反とのご批判について
/
カテゴリー:ブログ / 作成者:伊藤わたる
おはようございます。今朝は、憲法違反ではないか?とのお問い合わせについて私の考えをご報告します。
憲法違反との憲法学者の皆様のご見解のうち、こうした議論の口火となったH27.6.4憲法審査会の長谷部先生の議事録を読んでみますと以下のようにご発言されています。
憲法違反との見解に至った理由として「...他国への攻撃に対して武力攻撃を行使するというのは、これは自衛というよりはむしろ他衛でございまして、そこまでのことを憲法が認めているのか、そういう議論を支えることは、私は、なかなか難しいのではないかというふうに考えているということでございます。」と。
これは、その通りなのです。他国への攻撃に対して武力攻撃を行使することは「認めていない」のです。
前回の発信にも書きましたとおり、閣議決定にあたってのH26.7.15の参議院予算委員会において、「あくまで我が国の存立を全うし、国民を守るためのやむを得ない自衛の措置としての必要最小限度のものに限られるわけでありまして、他国の防衛それ自体を目的とする集団的自衛権の行使を認めるものではありません。」と明確に総理が答弁しています。
今回の法案は、他国の防衛それ自体を目的とする集団的自衛権の行使を認めるものではないのです。
ここのところが十分にご理解いただけていないがゆえに、憲法違反という見解がなされているとすれば、まさに今回の法案の中身を、国会での質疑に基づいて、正確にお伝えしていかねばならないと思います。そして、その責任は我々国会議員にあります。
引き続き、しっかりと説明責任を果たして参ります!!
(2015年7月16日)
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。