臓器移植法案A案 衆院通過 – 伊藤わたる

臓器移植法案A案 衆院通過

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6/18(木)、衆議院本会議において臓器移植法案(A案)が可決されました。これまでもHPに様々なご意見をお寄せ頂き、本当にありがとうございました。

悩みに悩んだ末、A案に賛成票を投じました。自身の心の内をありのまま記します。ご批判等は甘んじて受ける覚悟です。

基本的に臓器移植の道をさらに開く方向で考えていたため、A案とD案の間で悩んでいました。助かる命があるなら、全力を尽くすべきだと。

一方、脳死は人の死と定義することには抵抗がありました。しかし、法律を確認する限りそのような定義は見つかりませんでした。法制局の答弁においても、「臓器移植に関連して、脳死判定や臓器移植の手続き等について定める法律であり、臓器移植以外の場面について、一般的な脳死判定の制度や統一的な人の死の定義を定めるものではない。」との明確な文言を確認しました。

第6条第2項の表現ぶりは、もとに戻しても問題ないと考えています。

また、脳死を人の死と受容されなければ、法的脳死判定は行われず、結果、治療も継続され健康保険も当然適用となることも確認しました。当然だと思いますが・・・。

また、自分が臓器提供者となる場合、やはり親族に対する優先提供は考えると思いました。その点もA案は考慮されています。

もちろんA案も完璧であるはずはありません。現時点で提示された最良の案と判断して賛成票を投じた次第です。

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