市町議選、激戦区の情勢 – 伊藤わたる衆議院議員

市町議選、激戦区の情勢

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/ カテゴリー:ブログ / 作成者:伊藤わたる

2023/04/16 公明新聞中部版

統一地方選後半戦の市議選はきょう、町村議選は18日に告示され、投票日の23日に向け、各陣営が追い上げに入る。激戦区の情勢を紹介する。

■愛知県

<豊橋市=定数36>現職のおばやし伸治、うめだ早苗、ししど秀樹、新人の水野めぐみ、井上たけしの5氏が現有議席の死守に挑む。現職29人、新人18人の計47人が出馬予定。他陣営の新人は、現職の地盤を引き継ぐ者、地元有名企業の推薦を受ける人など有力者ぞろい。現職は危機感を強め、支持を拡大している。公明の5氏は名前の浸透が遅れており、全人脈総当たりの拡大が急務。

<半田市=定数22>現職の山田清一、坂井みほ、新人のあそう七海の3氏が現有議席の確保をめざしている。現職16人、新人8人の計24人が出馬する。新人は区長や経営者など有力で、支持を拡大している。共産は候補者を1人に絞り、有力。公明の3氏は他陣営から支持層を切り崩され、支持拡大と名前の浸透が進んでいない。勝利には、劣勢をはね返す大攻勢が急務。

<安城市=定数28>現職のほうふく洋子、いまはら康徳、そう文代の3氏が現有議席の死守に挑む。現職20人、新人18人の計38人が出馬予定。新人には町内会長や高校の元校長など有力な顔ぶれが並び、維新、参政、れいわからも新人が立つ。公明3氏は前回、16位、17位、22位で当選。地元で有力保守系陣営と競合しており、勝つには、全人脈総当たりの拡大が必要。

<江南市=定数20>現職の野下たつや、石原もとやす、新人の岡地きよひとの3氏が現有議席の死守に挑む。現職15人、新人14人、元職1人の計30人が出馬予定。定数2減で、当選ラインの上昇が見込まれる。野下氏、石原氏は他陣営からの切り崩しを受けており、岡地氏は名前の浸透が進んでいない。勝利には圧倒的拡大が急務。

<高浜市=定数14>定数2減で当選ラインが上がる中、現職の今原ゆかり、新人の野々山ひろむの両氏が現有議席死守をめざす。現職11、新人6の計17人が立候補する。新人はPTA会長、町内会長の経験者など有力。公明2氏は他陣営から支持層を切り崩されており、勝利には全人脈に当たりきる拡大が不可欠。

<日進市=定数20>現職のかわしま恵美、新人の中島まなみの2氏が現有議席の死守に挑む。現職16人、新人13人の計29人が出馬予定。新人が多く、乱戦になる模様。かわしま氏は他陣営による切り崩しの的になっており、中島氏は名前の浸透が進んでいない。公明2氏の勝利には無党派層などへの拡大が必要。

<みよし市=定数20>現職の阿部のりあきと新人のいちだ妙子の2氏が現有議席死守に挑む。現職14人、新人12人の計26人が出馬予定。8年ぶりの選挙戦で乱戦になる見通し。阿部氏は地元から出る新人らに支持層を切り崩されている。いちだ氏は名前の浸透が進んでいない。勝利には実績・政策を語っての拡大が不可欠。

<長久手市=定数18>現職の木村さゆり、ささせ順子の2氏が現有議席の確保に挑む。現職14人、新人8人、元職1人、前職1人の計24人が出馬予定。前回は無投票。8年前と比べ有権者数が7300人以上増え、各陣営が新住民層などへの浸透に躍起。爆発的拡大がなければ、公明2氏は圏外にはじき飛ばされかねない。

■岐阜県

<高山市=定数24>現職のなかおさ博之、やまこし恵一の2氏が現有議席の確保に挑む。現職19人、新人11人の計30人が出馬予定。新人は、市長選挙に出馬して知名度のある者など有力。公明2氏は根拠のない安泰説で支持層を切り崩されており、勝つには他陣営を圧倒する攻めの対話が欠かせない。

<多治見市=定数21>現職の寺島よしえ、片山たつみ、新人の工藤まさかずの3氏が現有議席の死守に挑む。現職15人、新人11人、元職1人の計27人が出馬予定。新人は、30、40代の若い経営者など有力。維新の新人も出る。公明の工藤氏は地元から出る新人の攻勢を受け、名前の浸透が遅れている。公明3氏の勝利には他陣営から票をもぎ取る拡大が必須。

<土岐市=定数18>現職の水石れいこ、新人のいとう公男の2氏が現有議席の確保に挑む。現職11人、新人8人、元職1人の計20人が出馬予定。7期務めた元職が当選圏内に食い込む勢い。公明のいとう氏は知名度不足。公明2氏の勝利には、あらゆる人脈への拡大が不可欠。

<中津川市=定数21>現職の田口ふみかず、いといがわ伸一の2氏が現有議席の死守に挑んでいる。地元有名企業出身の新人が強い。公明2氏は後れを取っている。勝利には人脈総当たりの拡大が急務。

■三重県

<川越町=定数12>現職の松岡まさのり氏が挑む。現職10人、新人3人の計13人による少数激戦。新人は、現職の後継者など有力者ぞろい。

公明党の松岡氏は、根拠のない安泰説による切り崩しの的になっており、苦戦。全人脈総当たりの拡大が不可欠。

■新潟県

<長岡市=定数34>現職の藤井たつのり、中村こういち、池田あきひろの3氏が現有議席確保に挑む。立候補予定者は現職24人、新人14人、元職2人の計40人。現職の多くが引退して勢力図が大幅に変化し、票の行方が読めない大混戦に。新人は有力者ぞろいで、圏内入りへ支持拡大に奔走。危機感を強める現職の各陣営も支持基盤を強力に引き締めている。公明3氏は他陣営から激しく切り崩されている。劣勢をはね返すには、票をもぎ取る攻めの猛攻が欠かせない。池田あきひろ氏はフルネームの徹底が必須。

<柏崎市=定数22>定数4減。現職のしんがい維義、新人のさいがわ弘美の2氏が現有議席の死守をめざす。現職20人、新人6人、元職1人の計27人が出馬予定。実力伯仲の混戦になっている。しんがい氏は、各陣営から切り崩しの標的とされ、知名度不足のさいがわ氏は、名前の浸透が遅れている。公明勝利には、全人脈に総当たりする執念の拡大に徹する以外にない。

<新発田市=定数25>現職の渡辺よしお、石山ようこの2氏が現有議席の確保に挑む。立候補予定者は現職21人、新人11人の計32人で、新旧入り乱れた大混戦。新人はSNSや辻立ちなどで積極的にアピール。危機感を強める現職の各陣営も支持固めに必死。公明2氏の勝利には安泰説をはね返す爆発的な拡大が不可欠だ。2氏ともフルネームの徹底が必要。

<小千谷市=定数16>現職の住安やすいち氏が現有議席の確保をめざす。現職12人、新人5人の計17人が少数激戦でしのぎを削る。選挙戦が8年ぶりで票の行方が読めないため、現職、新人の各陣営が精力的に動き、支持を広げている。住安が勝ち抜くには、他陣営を大きく上回る執念の猛攻が欠かせない。

■長野県

<松本市=定数31>現職のこんどう晴彦、上条みちこ、内田あさみ、新人の大久保みゆきの4氏が現有議席の死守に挑む。立候補予定者は現職23人、新人16人の計39人。有力新人の大量出馬により県内随一の大混戦になっている。公明4氏は他陣営から「公明は大丈夫」との意図的な安泰説で猛烈に切り崩され、圏外にはじき飛ばされかねない危機的状況だ。全員当選には、新たな人脈の掘り起こしと、他陣営から票をもぎ取る大攻勢が急務だ。

<塩尻市=定数18>現職の中村つとむ、新人の小松かつこの2氏が現有議席死守をめざす。現職12人、新人5人、元職2人の計19人が出馬の見込みで、少数激戦。中村氏は激しい切り崩しに遭い、小松氏は名前の浸透が遅れ、いずれも劣勢。公明勝利には他を圧倒する執念の猛攻が欠かせない。

<岡谷市=定数18>現職のわたなべ太郎、新人のうの香二の2氏が16年ぶりの2議席回復に挑む。立候補予定者は流動的で、少数激戦の見通し。共産は3議席維持へなりふり構わぬ動きを見せている。公明2氏は他陣営の勢いに押されて埋没している。全人脈総当たりの拡大が勝利のカギ。

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