教育基本法改正 審議スタート – 伊藤わたる衆議院議員

教育基本法改正 審議スタート

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 みなさんご無沙汰しています。GWもあけて早10日。5月にもかかわらず、すっきりしないお天気のまま梅雨に突入しそうな気配ですね・・・。

<教育基本法改正>
 昨日5/17の本会議で教育基本法改正に関する趣旨説明・質疑が行われ、引き続き特別委員会で集中審議が行われております。

現行の教育基本法は1947年に制定され、今日まで教育の根本法としてその役割を果たしてきました。制定当時は、子供に義務教育を受けさせることが大きな課題でしたが、今日では高等学校への進学率が97%を超え、大学進学者も多く、大学のあり方自体が問われるようになってきています。

 また、制定当時では想定されていなかったような問題(児童虐待、ニート・フリーター問題、不登校・・・等々)の噴出や、グローバル社会の到来などによって、社会も教育現場も目まぐるしく変化し、まさに多様化、複雑化の様相を呈しています。こうした様々な時代の変化を受けて、2000年3月から教育のあり方について種々の検討が進められてきたところです。

 私もこの仕事に就くまでは「法律を変えても現場は変わらん・・・」と考える1人でしたが、最近は少しずつ考え方が変化してきました。もちろん、実際に教育が進められている現場の意見に耳を傾け、現場がより良い環境に変化し行くために改善をし続けることが最も大切なことであると考えています。しかし、文部科学省をはじめとする行政が拠り所とする「教育に関する基本法」を、現代にあわせてより良いものとするために改正するということも、少なからず意味のあることであると考えるようになりました。

 「愛国心」や「宗教教育」等々、多くの異なる意見や考え方を集約しながら、どこまでも個々人の自主性を尊重し、いわゆる「統治機構としての『国家』」を愛することを“上から”押し付けるなどという教育は絶対に容認することなく、21世紀にふさわしい教育基本法とするために審議を尽くしていくことになります。

 委員会での質疑は始まったばかり。議論が拙速になることのないよう、また一方で、党利党略によって、単に時間を稼ぐようなやり取りを排除し、実質的かつ建設的な法案審議に取り組んでまいります。

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