福島県に行ってきました – 伊藤わたる

福島県に行ってきました

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/ カテゴリー:ブログ / 作成者:伊藤わたる

こんばんは「いとう渉」です。只今、10/23(日)18:30すぎ、帰りの東北新幹線にてブログをしたためています。

前日の土曜日に郡山市に入り、今日は終日、会津若松市内で福島県下の状況把握に努めました。
会津若松市に移設されている大熊町役場にて町長との会談、大熊町から避難している方々と仮設住宅にて懇談、会津若松市長との会談が主な行程でした。途中、複数の仮設住宅も視察させていただきました。

大熊町は福島第一原子力発電所が存在している場所。原発は、この大熊町と双葉町にまたがって立地しています。すべての要望・相談に共通する苦悩は「先行きが見えない」という点です。地震による被害に加えて、原発事故に伴う放射能汚染を抱える大熊町は、除染や原発事故の収束がどうなるのか未だはっきりしないため、自分たちが最終的にどこで暮らしていくことになるのかという生活の基盤が定まらず、どう頑張れば良いのか、非常に高いストレスの中で日々の生活を送っておられます。

加えて、冷ややかな印象を受ける東電の補償に対する姿勢が、住民の皆さんの不安を増長していました。政治家、官僚、東電幹部など、もっともっと現場に足を運び、苦悩を共有し、一緒になってこの局面を打開する覚悟が必要です。

一方、避難者を受け入れている会津若松市も課題は山積みです。ただでさえ不景気で税収がままならない中、会津若松市自体は放射能の影響が軽微にも関わらず、この震災で産業の一つの柱である観光が低迷。また避難者を受け入れるための行政コストも増大。国からの財政支援は不可避と言えます。

そんな中ですが、国内の観光客は少しづつ戻りつつあります。鶴ヶ城や白虎隊の学舎「日新館」など歴史的な見所、会津の「そば」といった観光資源の再生に全力をあげておられます。

自分たちのできる応援を、被災地のために続けていくことがとても大切です。旅行に出掛けていただくのもその一つですね。

臨時国会がスタートしました。復興という一点で、様々な差異を乗り越え、対策の前進に全力を尽くします。日本は一つ、頑張ります!

会津若松市に移設されている大熊町役場にて町長との会談、大熊町から避難している方々と仮設住宅にて懇談

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