太田国交相とJR東海の研究施設を視察 – 伊藤わたる

太田国交相とJR東海の研究施設を視察

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こんにちは。今朝は、太田国交相と共にJR東海の研究施設を視察しました。

ここでは、S39年に開業した東海道新幹線を中心とした高速鉄道に関する様々な研究が行われています。その中でも今日は特に、開業から約50年が経過しようとしている構造物を、新幹線の営業運転を続けながら修繕・補強するためのノウハウや大規模地震に対する対策を中心に伺いました。

当施設では、高架橋やトンネルなど実物大の構造物を使って実験をしているのが特徴で、ここで得られた知見は、様々なチェックを経て現場へ展開されている模様です。高架橋の耐震補強や補修、コンクリートの劣化を防ぐ予防保全など、最先端のメンテナンス技術等が確立されていました。

また、大規模地震対策では
1.構造物および軌道の強化。
2.列車を早く止めるため措置。具体的には、地震の早期感知システムと車両のブレーキ性能の向上。
3.列車を脱線させないための措置。万が一脱線しても列車が大きく軌道上から逸脱しないための措置。そして構造物自体の変位を抑止する措置など
2重3重の対策が施されていることに目を見張りました。

これらの取組みは、鉄道事業者のみならず、今後、東京オリンピックへ向けて進むであろう首都高速道路の改修など、公明党が進めている「防災・減災ニューディール政策」によるインフラ再整備の技術的側面を支える大きな力になると思われます。

元職場ということもあり、研究施設には元上司や先輩・同僚・後輩が休日返上で対応して下さっておりました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。JRの技術者として11年お世話になった一人として、我が国の安全・安心の確立のための取組みを進めていきます。

太田国交相とJR東海の研究施設を視察

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