一人の少女の未来を開く
平成25年が明けてまもなく、愛知県下をご挨拶周りしていたとき、高い志を抱いて中学から海外へ留学したお嬢さんをもつご両親から相談を受けました。 「自らの意思で留学した帰国子女は、公立高校へ編入学する道が...
平成25年が明けてまもなく、愛知県下をご挨拶周りしていたとき、高い志を抱いて中学から海外へ留学したお嬢さんをもつご両親から相談を受けました。
「自らの意思で留学した帰国子女は、公立高校へ編入学する道が閉ざされています。」と。
これだけ国際化が叫ばれている現代において信じ難いお話でしたが、調査を開始したところ原因が判明。なんと昭和63年に発出された通知により、保護者の転勤などやむを得ない理由以外の留学した帰国子女は、公立高校への編入学の道が閉ざされていたのです。
直ちに文部科学省と協議し通知文書の変更を要請。省内での検討の結果、約3ヶ月というスピードで通知文書の変更がなされ、帰国子女の公立高校への編入学の道が開かれました。
このお嬢さんは、その後大変な努力を重ねられ日本の高校へ編入、さらに本年、難関を乗り越え大学入試をパスしたと嬉しい報告がありました。
「一人の人を大切に」
これからも、どこまでも一人の人に寄り添い、課題解決に取り組んでいきます。
◯ 以下、お父様から頂いたメールの抜粋です。個人情報等が特定できないよう、一部修正・加工等しておりますことをご容赦下さい。
メールで失礼いたします。帰国子女の受け入れの時、受験資格さえ受け入れてもらえない古い規則を伊藤さんが文科省にかけ合っていただき3っか月という短い期間で改正していただいたのには驚きました。その時大変お世話になりました◯子ですが、◯◯大学に現役合格できました。帰国してから、1年1か月、私立とはいえ帰国子女には厳しい理科系によく通ったと!!!ここに至るまで「伊藤さんや色々な人にお世話をかけて今があるから時間を無駄にせずに頑張る」。と言ってやってました。現役に拘り、このようになれたのは伊藤さんのおかげと思っています。ありがとうございました。
(2014年11月21日)